【ハイレゾ】1MORE Sonoflow HQ31 (ハイレゾノイズキャンセリングヘッドフォン)のガチレビュー!🎧

みなさまこんばんは、音葉はるかです💕
今日はタイトルの画像の通りなのですが、新しいヘッドフォンを2つ購入してしまったので、
そのうちの1つをレビューしていきたいと思います。

1.まずハイレゾとは?

これについては、私が改めて説明するよりもSONYの公式ページを見てもらったほうが早いと思います。
👇

https://www.sony.jp/high-resolution/about/?srsltid=AfmBOooznA4LsJiSLX3fmQwX32J4RH01HVvFnDIeb3x6RXauqWxMf6Cn

最近のストリーミング音楽をはじめとする音楽データはデジタルデータに変換されています。
原音(スタジオでアナログ音源として収録したもの)のレコードやカセットテープなどと違い、
デジタルでは細かい話で言うと、0か1というビットというデータの表現方法を取っているため、
アナログ音源のような質感や奥行きという、抽象的な表現にはなってしまいますが、
そういったものを表現しようと思うとデータの密度を極限まで高めてデジタルデータにする必要があります。

ハイレゾ音源というのは、アナログで表現できる空間や奥行きといった部分までデジタルデータで再現をしようと試みた努力の結晶というのが良いでしょうか。

そういうデジタルデータの極限を追求した規格という風に考えてもらえればいいと思います🎶

ちょっと奥まった話はSONYさんの公式ページを見てもらうとして、
数字だけで表現すると、

CD音質というのは規格が決められていて、CDの盤面に記録できるデータの密度が

Stereo 44.1kHz / 16bit というデータの密度が基本的なCD音質というデータになります。

ハイレゾ音源というのは、この密度を極限まで高めたデータとして収録したものになります。

Stereo 192kHz / 24bit というデータが配信サービスなどでは一応最大となっていますが、

この数字だけでもすでに4倍以上の周波数で記録されているのですが、ビット深度も16bitから24bitまで増えているので、
実際のデータの密度は6.5倍まで高めたものになります。

※DSD(Direct Streaming Digital)などの転送方式では、
DSD64(2.8MHz)、DSD128(5.6MHz CD比で128倍)、DSD256(11.2MHz CD比で256倍)などの
周波数の高密度なデータ転送の仕組みを使うことで、アナログと比べても遜色ない音で劣化を極限まで無くしたものもあります。
もちろん再生するには専用のプレーヤーやアンプが必要になります。

2.1MOREというメーカーについて

2013年に中国で操業したオーディオ機器メーカーです。
・ヘッドフォン、イヤフォン
・スピーカー
・オーディオアクセサリー
などを軸にプロの音楽家やエンジニアさんが製品開発に携わっている個人的に激アツなメーカー様です💕

独自の技術なども採用した製品を多数手がけて居られて、お値段以上の性能、質をしっかりと担保されている印象です。

1MORE公式サイト
https://1morejp.com

3.Sonoflow HQ31について

まず価格ですが、9800円(税込)で買える価格的にはエントリークラスの
ワイヤレスハイレゾノイズキャンセリングヘッドフォン(長い💦)です!

値段はハイレゾ対応+ノイズキャンセリング+Bluetoothによるワイヤレスということで、
割と盛りだくさんな内容ですが、価格を9800円に抑えていて、
比較的買いやすい価格であると思います💕

スペックについて公式サイトではこのようになっています。

https://amzn.to/43u3d21

ブランド名
1MORE

型番
SonoFlow SE HQ31

仕様
■重量:273g
■大きさ:181×185×79mm
■バッテリー容量:600mAh
■充電時間:120分
■急速充電対応:5V⎓1.1A(5分の充電で最大5時間の再生)
■再生時間(ANCオフ):90 時間
■再生時間(ANCオン):60 時間
※再生時間は、AACフォーマット、音量50%の実験室条件下でテストしたもので、デバイスの設定、環境、使用状況、その他の要因によって異なる場合があります。
■Hi-res audio:対応
■低音域周波数(Hz):20
■高音域周波数(Hz):40000
■Bluetooth
・範囲: 10m(オープンスペース)
・バージョン:Bluetooth 5.4
・プロトコル: HFP/A2DP/AVRCP
・周波数: 2.400GHz~2.4835GHz
■Bluetooth コーデック:SBC,AAC,LDAC
■アクティブノイズキャンセリング:最大-42dB
■外音取り込み:対応
■マイク:対応
■ボタンコントロール:対応
■その他の機能:空間オーディオ、EQプリセット、ゲームモード
■専用アプリ:1MORE
■充電ポート:USB-Cポート
■その他
・インピーダンス: 32Ω
・動作温度: 0℃ ~ 45℃
・入力電圧: 5V ⎓ 0.5A

対応機種 Android10以上、iOS13以上
パッケージ内容
1MORE HQ31イヤホン1、収納ケース1、充電ケーブル1、取扱説明書1(日本語対応)

重要なところは黄色線を引きました!
まずフル充電でノイズキャンセリングを併用した状態で60時間も再生可能という割ととんでもない電池持ち。

そして、この価格帯では割と珍しいLDACコーデックに対応しており、
アクティブノイズキャンセリングが最大-42dbという音楽を聴いていればほぼ周りの音は聞こえないでしょう。

あと、私が今回すごく気にいったのがカラーリングです!
ハイレゾ対応のヘッドフォンって割と武骨なデザインで、色も白か黒!みたいなのが多い中で、
淡いピンクと淡いブルーを用意してくださっているので、
かわいいもの好きの私にはすごく刺さりました💕
実際めちゃくちゃデザインもかわいいです✨

そして周波数帯域は20Hz~40kHzまでということで、ハイレゾ規格に対応しています。
※40kHz以上の周波数帯域を再生できるヘッドホン であればハイレゾの規格に準拠しているとみなされます。

4.実際に聴いてみた!

同じデータを再生できるように各デバイスに転送したのち、
ペアリングして聞いてみました。

環境1.iPhone 11 Pro iPhoneはLDACコーデック非対応なので、AACコーデックでの再生

環境2.Sony Xperia XZ3 SBC、AAC、AptX、LDACコーデックに対応

再生アプリ:Sony Music Center(iOS/Android)

再生音源:

手嶌葵/テルーの唄(FLAC 48kHz / 24bit)
いとうかなこ/Hacking to the Gate(MP3 44.1kHz/16bit 320Kbps・FLAC 96kHz / 24bit)
Kalafina/to the begining(FLAC 96kHz / 24bit)

この全4つのファイルを再生して比較しました。
ここからは完全に個人の感想になりますので、参考程度に聴いて頂けますと幸いです。

iPhone 11 Pro とBluetoothでペアリングしてMusic Centerアプリで出力の設定をしようと思ったのですが、
そもそも設定できる項目がなかったので、Music Centerでの調整はしておらずそのままの再生。

Xperia XZ3はMusic CenterでLDACコーデックに固定して音質優先のハイビットレートの転送モードでの再生と
AACコーデックでの44.1kHz/16bitの再生の2パターンを比較しています。

計3つの比較ですが、

ハイレゾ音源による特性とAACとLDACのコーデックによる特性の比較としたほうが良いと思ったので、
2つの軸から比較していきます。

●手嶌葵/テルーの唄(FLAC 48kHz / 24bit)
①iPhone 11 Pro
 呼吸の音がわずかに聞こえるところからテルーの唄が始まるのですが、
 しっかりと表現されているのとハイレゾ相当のファイルであることから
 LDAC非対応のiPhoneでも比較的きれいに音も表現出来ていて素晴らしいと思いました。

②Xperia XZ3 AAC接続
 iPhoneで聴いたものと比べるとわずかにですが、ストリングスの演奏が始まってからの
 音の広がりがiPhoneよりも奥行きを感じたような気がします。

③Xperia XZ3 LDAC・音質優先接続(96kHz/24bit)
 元のファイルが48kHz/24bitなので、96kHzでのペアリングでは差が出ないと思っていたのですが、
 見事に裏切られました。
 高音の抜け感と、ブレスノイズ(さしすせその音)がトゲトゲしい感じから、
 一気に心地よいノイズへと変貌を遂げました。
 よく隣で歌を聴いている感じ。と表現される方が居ますが、まさにそんな感じ。

●いとうかなこ/Hacking to the Gate(MP3 44.1kHz/16bit 320Kbps・FLAC 96kHz / 24bit)

①iPhone 11 Pro MP3ファイル再生(44.1kHz/16bit 320kbps)
 出だしから低音のドラムがドンドンとなる楽曲ですが、低音部分は特に問題なしでしたが、
 高音部分が少しノイズというか少し荒い印象がありました。
 320kbpsとは言えやはり非可逆圧縮の音源だと若干の劣化を感じる結果となりました。

②iPhone 11 Pro FLACファイル再生(FLAC 96kHz / 24bit)
 MP3の楽曲と比べて、全体的に音の迫力が明らかに違いました。
 高音部分の荒さもなくすごくまとまったなという印象でした。

③Xperia XZ3 AAC接続 MP3ファイル再生(44.1kHz/16bit 320kbps)
 iPhoneと同じAAC接続であるにも関わらず、iPhoneの時に感じた高音の荒さがこちらでは感じられず、
 MP3でも十分では?と感じたのがちょっと意外でした。
 Amazon Music UltimateなどのサービスでCD音質かそれ以上のファイルを再生することも増えてきたと思うので、
 ストリーミングサービスの音源でも割と必要十分に聞かせられるパワーがXperiaにはあるような気がしました。 

④Xperia XZ3 AAC接続 FLACファイル再生(FLAC 96kHz / 24bit)
 MP3ファイルと比べると、やはり迫力や奥行きがものすごく増えた印象です。
 高音部の荒さはMP3でもあまり感じませんでしたが、かなりすっきり減衰するような曲になり、
 低音のドラムの音とボーカルの高音部が混ざることで、かなりクオリティが高いものになったような印象でした。

⑤Xperia XZ3 LDAC・音質優先接続(96kHz/24bit)MP3ファイル再生(44.1kHz/16bit 320kbps)
 AACとはまた印象が違い、MP3ファイルであることがこれではっきり分かりました。
 LDACの広い帯域でデータをロスなく転送することにより、一番データの劣化が聞き取れる状態になりました。
 この6種類の比較の中では一番MP3ファイルならではの劣化具合がはっきりわかってしまったので、
 一番残念な気持ちになりました。

⑥Xperia XZ3 LDAC・音質優先接続(96kHz/24bit)FLACファイル再生(FLAC 96kHz / 24bit)
 MP3ファイルを聞いた後に聴いたからかもしれませんが、
 音の抜け感といい、低音のドラムの迫力といい、素晴らしい!
 正直FLACの可逆圧縮のデータであることのすばらしさを全力で感じることができて、
 改めてLDACってすごいんだなと、めちゃくちゃびっくりでした。

●Kalafina/to the begining(FLAC 96kHz / 24bit)
①iPhone 11 Pro
 ライブのハイレゾ音源の曲で、ピアノの音からスタートするのですが、
 その時点ですでに空間をすごく感じることができ、
 3人のボーカルの合わさった部分のハーモニーはやっぱり素敵だなと思いました。
 正直AAC接続がどうこうではなく、
 元のファイルの質が良いものだとそれが多少ワイヤレス転送により劣化したとしても、
 ストリーミングサービスで聴くよりもはるかに良い音で聴くことができると確信しました。

②Xperia XZ3 AAC接続
 テルーの歌で感じた違いはやはりここでも現れていて、
 曲の最後の「優しい歌~」と伸ばすところがあるのですが、
 そこの音の最後フェードアウトしていく部分の減衰していく様をきれいに捉えていて、
 なんで同じファイルでAACなのにこんなに違うのか不思議でした。

③Xperia XZ3 LDAC・音質優先接続(96kHz/24bit)
 これはもうなんていうか感動でした。
 出だしの3人の歌声のハーモニーを聞いたところですでにクライマックスが訪れていました。
 この曲とXperia+LDACの組み合わせが一番最後に聴いたのですが、
 音量を上げても全然トゲトゲしい感じもなく、
 これでイコライザーとかで少し好みの音に変化を持たせてもいいんだろうなぁってものすごく感じました。
 再生した瞬間から涙腺が終わってました😭😭


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5.まとめ

9800円のヘッドフォンでここまで勝手に案件でもないのに、
長々と書いたのは若干の申し訳なさもありつつも、
このヘッドフォンがもっとたくさんの皆様のお手元に届いてほしい!
と心から応援したくなったことに他なりません。

ハイレゾ音源といえばもう有線で聴くのが一番でしょ!と言われればそれは間違いないです。

ただ、Bluetoothのワイヤレス接続というある意味では縛りのある状態でありながら、
ここまできれいに音を表現しきる技術と質感の高さにはただただ脱帽です。

そして、iPhoneでLDACコーデックを使用する方法はありますが、
素の状態でペアリングをしてもAACコーデックでのデータ転送になるため、
LDAC対応のヘッドフォンであったとしても宝の持ち腐れになってしまう点には注意が必要です。
AACコーデックでもハイレゾ音源を再生するというのであれば、何ら問題はありません。

LDACしか勝たん🥺✊みたいになってますが、LDACならではも弱点もあります。
ただ、LDACが使えるAndroidスマートフォンも最近は増えてきましたし、
特に何らカスタマイズをせずとも本体がLDACコーデックに対応しているのであれば、
是非使ってほしいと思います。聴いてみな?飛ぶわよ?😇😇


さて、最後にLDACならではの弱点だけ最後にお話ししておきます。
まず音がめちゃくちゃいいのであれば、FPSゲームとかめちゃくちゃ向いてるのでは?
という風に思われるかもしれませんが、Bluetooth + LDACならではの弱点が、
まず1つ目遅延です。

データの転送レートが高い(データ通信量がAACよりも多い)ということは、
必然的に遅延が増えるということになります。
もちろん有線接続であれば遅延はありませんが、Bluetoothでかつ大量の音声データを転送するので遅延は避けられません。
動画を見ていても音が遅れているのが分かるくらいの遅延はあります。

そして弱点2つ目。
接続の安定性が場所によっては課題に。

データ量が多いため、電波状況やBluetooth機器がたくさんある状況、
例えば駅の改札付近や電車中などでたくさんの方がBluetooth機器を使用していると思われる環境においては、
音が途切れたりすることがあります。

今回は回りにBluetooth機器がない環境で純粋に音楽を楽しむためにレビューをしたので、
遅延はありましたが、接続が途切れたり音が途切れたりはありませんでした。

LDACも時と場所を選びますが、音を楽しむ。
音楽と真正面から対面して世界に入り浸るというのであれば、
LDACで聴くのが一番だとは思います。

iPhoneもどんどん性能が上がってはいますが、
昔から音に関してはiPodとかでも割と課題には感じていました。
その点最近のAndroidのスマートフォンに関しては音に関してものすごく進化を遂げていると思いますし、
Xperiaの最新機種には、DSEE Ultimateなる圧縮されたMP3やOpusなどの音源もハイレゾ音源のように補完して聞かせてくれる機能なども搭載されています。

今回はXperia XZ3という2019年ごろのスマートフォンをプレーヤーとして使いましたが、
有線接続に関してはDSEE HXという機能が発揮できるようです。
その点を考えると音といえばSonyみたいな路線をずっと走ってきているXperiaが好まれる理由は、
カメラの画質やUIなどもそうですが、”音”に真剣に向き合って
商品開発している姿勢にも出ているんじゃないかと思います。

長々と大変失礼いたしました😂
でもこのSonoflowSE HQ31と出会えたことは奇跡だと思うし、
この価格で手軽に高音質な音楽を楽しめると思うと、ベストバイだと思います!
騙された!と思ってみんなも買ってみてほしい、QOL爆上げ間違いなし!

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オーディオやガジェットなどのレビューなどもさせて頂きますので、
もしこの記事をご覧いただいた方の中で、Vtuber音葉はるかにレビュー書かせてやろう!と思ってくださった方がいらっしゃいましたら、案件等お待ちしております。

お気軽にXのDMにてご連絡ください🙏
スパムや出会い系・投資系の商材のDM防止のため、一度フォローしていただいた上でしたらDMが届きますので、
ご検討よろしくお願いいたします💕

X:@otoha_haruka64

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